転職について悩んでいる場合、一人で悩んでも解決しない時は相談するのが正解です。
でも、「誰を相談相手に選ぶか?」と「相談内容をどう話すか?」が大事。
それを間違えると、望まない方向に進められてしまうこともあるのです。
この記事では、転職に悩んだ時の相談相手の選び方と悩み相談のコツをご紹介します。
転職の悩みを一人で抱え込まず、アドバイスを元に自分なりの納得した答えが出せるようにしましょう。
転職に悩む理由を明確にする
まず、悩んでいる理由をはっきりさせておきましょう。
自分がどう相談したらいいのか分かっていないまま相談しても、的確なアドバイスは受けにくいのです。
「転職の悩み」と「相談で何を解決したいか?」を明確にしましょう。
「相談したけれど、なんだか的外れなアドバイスをされてしまった」
「いまいち自分の悩みが伝わっていないような気がする」
…といったときは、相談者自身が何をどう悩んでいるのか言語化して把握できていなかったりするわよ。
自分の頭の中の悩みを人に説明できるようきちんと言語化するのは大事!
転職したい理由は色々あるはずです。
給与、評価、残業や休日出勤などの労働条件、パワハラセクハラ、いじめなどの人間関係、会社の将来性への不安やスキルアップしたいやりたい事があるなど。
でも、上記のような不満や希望がありながら、「なぜすぐ転職しないのか?」に対する理由まで言語化して説明できるようにしておきましょう。
- 転職を考えた理由
- 転職するかどうかを悩んでいる理由
- 転職先でどんな働き方をしたいかの希望
転職すべきかどうか悩んでいる場合
そもそも転職をした方がいいのか分からないから動けない場合。
今の会社に留まった方が望む未来が叶うのか、転職した方が叶うのか、判断材料になる基準が自分の中にないから迷ってしまっているのではないでしょうか?
また、優先したい価値基準が定まっていなかったり、迷った時に決断できる要素がはっきりしていないから決められなかったりします。
普段から「人にどう思われるか?」を気にしてその基準で自分の行動を決めている人はこうした問題に悩みがちです。
(昔の私もそうでした。)
人からの評価が基準なので、自分の本音がどんどん分からなくなってくるのです。
相談前に自分と対話し心の内を深掘りして大事にしたい価値基準や優先順位を明確にする事も大事。
「自分はどうしたいのか?」という心の内を深掘りしつつ、人に相談してアドバイスを受けてみては。
転職エージェントなど様々な転職経験者のケースを見てきた人なら、状況ごとに転職すべきか留まるべきか、過去の経験談と比較してアドバイスをくれることもあります。
エージェントに相談する場合は「仕事の方向性を迷っていること」をきちんと話しておくことが大事です。
何も言われなければ担当アドバイザーも「仕事の方向性を迷っている」事自体分からず、言われた通りの希望条件の求人を探すだけになってしまうので注意しましょう。
転職して後悔したくないから行動に移せない場合
「転職しても何も変わらなかったらどうしよう」
「転職先でもっと問題が起こったらどうしよう」
・・・と、まだ起こってもいないのに失敗を恐れて踏み出せなくなっている場合。
転職回数が多い・社歴が浅い・年齢・・などで「やり直しがきかない」と思うと不安で、前の職場の方が良かったと後悔するのも嫌ですよね。
確かに転職先で今の悩みが”確実に”解消するかどうかは分かりません。
「転職しても変わらなかったらどうしよう・・」と失敗を恐れて転職に踏み切れない気持ちは分かりますが、新しい事への挑戦はいつだって100%の安心保障などないのです。
けれど、失敗を恐れて悩んだまま行動せず、何も変えられずに時間が過ぎたことを悔やむ方が、自分に対する失望も大きいのではないでしょうか?
失敗を0にする事は難しい。
それでも、なるべく失敗する確率を下げる事はできます。
転職経験者から成功例や失敗例を学んだり、情報収集をして準備をし、不安材料を減らす努力をしましょう。
一人ですべてやろうとすると大変なので、知っている人に聞くのが一番です。
次に選ぶ仕事が分からない悩みの場合
「他の仕事に就きたいけれど、どんな仕事が向いているのかわからない」
「今の仕事以外に何が出来るのか見当がつかない。」
・・・など、転職はしたいけれど、次にどんな職種や業界を選べば良いか分からず転職に踏み出せない場合。
どんな仕事に就きたいのか?どんな仕事が向いているのか分からない時は、まずは自己分析をしっかりやっておきましょう。
その際、いきなり「どんな仕事をしたいか?」から考えてもなかなか答えは見えてこないので、もっと広い範囲から考えてみます。
理想の働き方や生活から仕事に求める条件を探していきましょう。
- どんな働き方をしたいか?
- どんな生活が理想か?
- 上記の働き方・生活を叶えられる仕事の条件は?
仕事の条件から考えてしまうと、普段の生活が仕事に左右されやすくなってしまう為、一旦仕事の労働条件等から離れて、仕事をひっくるめた理想の生活全般から考えてみるのです。
自己分析は、無料で使用できるツールも出ている為、積極的に活用するのがおすすめ。
ミイダス
グッドポイント診断
自己分析をしっかり行った上で、更に詳しい業界・職種、仕事内容の情報を集めていきましょう。
情報収集も人に頼る方が手間も時間もかかりません。
転職エージェントなどを利用して最新の転職情勢や企業情報を把握しておきましょう。
自分一人で膨大な情報から時間と手間をかけて探し出すよりも、詳しい人に聞いた方が何倍も効率的なのです。
転職の悩み相談は誰にすべき?
自分の中で転職の何を相談したいか明確になったら、今度は人に相談してみましょう。
ここで、誰に相談するか?が大事です。
相談する相手を間違えると、足を引っ張られたり、妨害されたりすることもあるので転職の相談をする相手は慎重に選びましょう。
「信頼できる人」というのはもちろんの事、転職経験があり、転職の情報に詳しい人が望ましいです。
転職相談をしない方が良い人
今いる会社の上司や同僚相手だと、転職を考えていると知られた途端、引き止められたり辞めにくい環境にされたりすることもあるので相談は控えた方がいいでしょう。
中には仕事を多く回されて転職活動の邪魔をされる、嫌がらせを受ける、など転職の妨害に合う事例もあります。
はっきりと転職する決意を固めているなら別ですが、転職を迷っている段階では社内の人への転職相談は止めた方が賢明かもしれません。
身内や友人
「信頼できる人」という点では、身内や友人が一番です。
悩みの相談にのってもらいやすく、話しやすいでしょう。
ただし、身内や友人だと信頼はできますが、足を引っ張る存在にもなりやすいので見極めが難しく注意が必要です。
心配をして新しいチャレンジに賛成してくれず、止めようとすることもあります。
世間体を気にして転職を考え直すよう説得する親も少なくないですが、心配をしてくれていると思って、参考程度に聞きつつ自分の気持ちを大事にしましょう。
人の意見に流されやすそうなら初めから相談は控える事。
今の会社を辞めた人
今在籍中の会社をすでに辞めた同僚や先輩がいれば、相談してみても良いでしょう。
転職経験のある人の話は、自身の転職活動の参考になります。
今の会社の人にまだ知られたくないなら、話さないようお願いしておくことを忘れずに。
厚生労働省のおしごとアドバイザー
「おしごとアドバイザー」は、厚生労働省が運営する就職・転職の悩みを相談できるサービスです。
公的機関が運営しているので安心。
相談はメールか電話になり、土日祝日や夜もOKなので、仕事が忙しくて時間が取りにくい人でも相談できます。
ハローワーク
ハローワークの職員に転職の悩みを相談する事もできます。
ただし、”転職の専門家”というわけではない為、転職エージェントほどの情報量はない事が多いです。
ハローワークで扱う求人は地元の中小企業が中心で、好条件の求人や大手企業の求人は少なめ。
相談後に求人紹介を受ける際もその点を頭に入れておきましょう。
ただ、第三者に話を聞いてもらいたいという理由で相談する程度ならアリ。
転職エージェント
転職エージェントは、多くの転職者に関わり、最新の転職情勢や情報を得ている”転職のプロ”です。
たくさんの転職経験者の成功例も失敗例も見ている為、過去の支援実績に基づいたアドバイスをしてもらえます。
転職しようかどうか迷っている段階でも相談可能。
新しいキャリアプランや働き方を提案してもらえ、新たな活路が拓ける事もあるのです。
アドバイザーによっては希望通りの求人紹介をしてくれない事もあるので、複数のエージェントを登録したり、担当変更をして相性の良いアドバイザーを見つけることが転職成功のカギ。
テレビ電話やメールでの対応可能で、夜遅くまで受け付けているエージェントもあり、働きながらの転職活動がしやすくなっています。
情報収集も一人でやるより転職エージェントを活用した方が効率よくできる為、担当アドバイザーから希望する業界情報や今の転職事情、企業情報を教えてもらうようにしましょう。
また、応募書類の添削・面接対策も無料で出来るので、自己流の応募書類作成や面接対策は避けて積極的に転職活動のサポートをフル活用がおすすめです。
転職の悩み相談は複数の人に!
転職に悩んだ時の相談は、複数の人にするのがおすすめです。
人それぞれ価値観が違うため、複数の人に相談して様々な角度からの意見を参考にした方が視野が広がります。
複数人に同じ相談をして、その中で特に【信頼できると感じた人】の意見を参考にしてみましょう。
もちろん、相談前に自分の中で優先したい価値基準をはっきりさせておくことも大事。
自分が優先したい事が明確になっていれば複数の人の意見に流されず、たくさんの意見の中で自分なりの決断をすることができるでしょう。
私が過去の転職経験から学んだ転職成功のコツは2つ。
- 自分一人の頭で考えて自己流で進めず、人に頼る!
- 転職活動に便利なサービスはフル活用して効率化!
自己流だった転職活動から抜け出し、ハローワークや一般の求人サイトでは出会えない非公開求人を扱う転職エージェントを利用しました。
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今すぐ転職するわけではなくても、今募集中の求人を把握できたり、いざ転職する時の準備が出来るので、登録だけ済ませておきましょう。