うつ状態で療養中、仕事をしていないと、収入や社会から取り残されたようで焦りますよね。
通常であればしっかり治して完治させることが先。
医師からの許しが出れば症状が軽いうちなら転職活動を始めてもOKです。
でも、焦りや不安からうつを隠して転職活動を始めてしまうと、症状はさらに重くなり、治るまでにかかる期間も伸びてしまうので十分に注意しましょう。
- うつを隠してバレた場合に起こりうること
- 聞かれた時の答え方(うつ病だと言う?言わない?)
- うつで転職を繰り返さないための対処の仕方
この3つを中心に解説します。
うつを抱えた人が転職で成功するポイントを押さえて、居心地の良い会社と仕事をGETしましょう。
うつの人が転職を成功させるには?
うつの人が転職をするなら、
うつ病に理解のある企業への就職を考えてみると良いでしょう。
「シゴトライ」は、うつ病の人の転職サポートを専門としたサービスです。
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転職時にうつだった事はバレる?
うつだった事を隠しても、雇用保険や源泉徴収票からバレる可能性はあります。
源泉徴収票にはどの期間中にどこから給与の支払いがあったかの記載があり、うつで休職していた場合、その期間の雇用保険料や給与の支払いが無かったり、減っていれば”出勤できない事情があったこと”が推測できるのです。
詳しい事情(うつだった事)まではバレませんが、問いただされる事が無いとは言い切れません。
休職中にも給与が同じように出ているなら分かりにくいですが、在籍しているのに給与支払いがなかったり、支給給与額が減っていたら、気づかれる可能性はあると覚えておきましょう。
転職時にうつの事を何て言うべき?(聞かれた場合)
退職してからブランク(空白期間)があったり休職期間があれば、面接で何をしていたか理由を聞かれます。
「うつ病」と単語を出すことに抵抗がある人は、「体調不良」と説明してみては。
具体的に”体調不良”の内容や病名を突っ込まれたら、「精神的に弱ってしまい…」や抵抗がなければ「うつ病」と話しましょう。
必ず「完治している事」と、「今後の仕事へのヤル気」も付け加えます。
変に身構えなくても堂々としていれば問題ありません。
最近は心の病への理解も広まり、知った上で受け入れてくれる会社が増えています。
転職時にうつを隠すとどうなる?
うつ病が完治していて医師からも仕事復帰をOKされているなら、面接等で聞かれない限り、自分からうつ病の事を言う必要はありません。
入社後に親しくなった人に経験談として話すのは良いですが、わざわざ職歴だけでなく病歴まで伝える必要は無いのです。
要注意なのは、うつ病が完治していないのに、うつを隠して転職しようとしている人。
収入が無い事や先行きの不安がふくらみ、「仕事をしなきゃ!」と焦ってしまう気持ちは分かります。
けれど、完治を待たず仕事を始めてうつ病が悪化し、また休職・転職…という泥沼にはまる人が多いのです。
うつ病を隠す事で陥りがちな状況
- 気分が沈みがちの日でも職場の人に相談出来ない
- 仕事の弱音を口に出来ないストレスが溜まる
- 表面的には周りに良く見せようとして気疲れする
- うつを隠すなど周囲に対して心を開いていないと、周りもあなたに壁を感じながら接する
自分の弱い状態でも分かってくれる人がいると心に余裕ができ、精神的に安定しやすいですが、隠せばその逆。
周りに”うつを隠そう”、”良く見せよう”と思って振舞うと、自分にも嘘をついているわけですから、少しずつ苦しくなってきます。
うつ症状が悪化し、また休職・転職することになりかねません。
しかも、くり返すほど回復までの期間は長引き、症状は悪化するのです。
転職してもうつをくり返す人の特徴
- 転職したのにうつ病が再発
- うつ病で転職をくり返している
こんなうつ病と転職の無限ループにハマってしまう人がいます。
くり返せばくり返すほどうつの回復まで時間がかかるようになり、転職にも支障が出てくるので、繰り返さない為に出来ることを知っておきましょう。
くり返さないためのポイントは3つ。
- 医師のOKが出るまで療養に集中
- 休ませるのは”心”
- 転職活動は回復に合わせて少しずつ行う
それぞれ具体的に解説していきます。
医師のOKが出るまで療養に集中
一番良いのは、きちんと療養し、うつを治して医師のOKをもらってから転職活動を始める事です。
まずは十分に静養して治療に専念しましょう。
うつをくり返す人は、「復帰しなきゃ」と十分に休まないまま仕事復帰しがちです。
それがうつ症状をさらに悪化させるきっかけになります。
根本にあるのは、自己嫌悪や罪悪感。
「自分の努力が足りなかったんだ」
「もうちょっと自分が我慢できれば・・」(自己嫌悪)
▼
「早く治さなきゃ」(焦り)
人によっては「せっかく時間があるから資格とか取っておこう」
【休んでいても(心は)休んでいない状態】
▼
「周りに迷惑がかかるから早く仕事に復帰しなきゃ」
こうして復帰しても浅い回復なので、以前よりも軽いストレスですぐ調子を崩してしまいます。
さらにくり返すほど回復までに時間がかかり、症状も悪化。
風邪と同じですね。
仕事に復帰してから残業が重なったり、責任あるプロジェクトを任されたりと、ストレスが増えない可能性はありません。
その度に「今の仕事が合っていないのでは?」「自分の能力が足りないのでは?」と考えて転職するのでは悪循環です。
休ませるのは”心”
うつ症状は”心の風邪”と言われるので、心が休まるようなことをしましょう。
休んでいることに自己嫌悪や罪悪感を感じなくても大丈夫。
心が元気をなくしている時に「がんばろう」と思っても、余計に自分を追い詰めてしまいます。
「自分の心が休まる時はどんな時か?」
思いつく限り挙げてみて、出来ることから始めてみましょう。
反対に、心が休まらないのはこんな時。
- 自分を責める「がんばれない」「情けない」「努力が足りない」
- 人や周りの環境のせいにする「あの人のせいで」「こんな環境でさえなければ」
- 焦って罪悪感からくる努力をする「今のうちに資格を取ろう」(大好きな事でワクワクするなら別)
こうした思考や習慣は、身体を休めていても心は休まっていない状態です。
心が疲弊してしまいます。
「自分は本当はどうしたいのか?」
「どんな環境で働いたら居心地良くいられそうなのか」
自分の心の声をしっかり聞いてあげる時間にしてみましょう。
転職活動は回復に合わせて少しずつ行う
うつで療養中でも、気分のいい時や探したい(”探さなきゃ”ではない)と思った時に、少しずつ転職先を探してみましょう。
転職サイトや転職エージェントは登録すれば求人情報を閲覧できるようになります。
求人を閲覧してどんな仕事内容・条件があるのかチェック。
医師からOKが出れば、本格的な転職活動を始めましょう。
求人情報が多い転職サイトは「doda」です。
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うつでも転職できる就労支援サービスを活用
うつだった事を正直に話せて、少しずつ仕事時間を調整しながら見守ってくれる職場があればいいですよね!
うつ病の人が働きやすいように転職のサポートをしてくれるサービスを活用してみましょう。
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- 障害者の就労支援をしている企業が運営
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