日本人がもっと楽になる働き方はフランス人から学べる!【書評】

「不便でも気にしないフランス人、便利なのに不安な日本人」という本に、日本人が楽しく働くヒントがいっぱいだったので紹介したいと思います。
仕事がイヤ!と思っている人は、フランス人の考え方を参考に変えられるところから取り入れてみてはと思います。

こんにちは。フリーライフクリエイターのRucaです。

今回はちょっと本の感想などを載せてみます。タイトルに【書評】と入れてしまったけれど、書評なんてものではないのでお気軽にお読みください。

今回紹介したい本は、「不便でも気にしないフランス人、便利なのに不安な日本人」という本。

この本では恋愛、教育、会社、などジャンルごとに日本とフランスの違いを紹介されています。社会の仕組みだけでなく、普段からの考え方が日本人とは違います。見習いたいのが、不況下でも自分の未来の可能性に希望を持っているフランス人の若者の心。など。

今の働き方が辛いと感じる日本人が、見習えそうなフランス人の習慣や考え方をまとめて紹介してみようと思います。

環境はすぐには代えられなくても、できそうなことがあれば参考に取り入れてみては。

日本人がもっと楽になる働き方をフランス人から学ぼう!

著者はフランス出身女性

著者は、フランス出身で現在は日本人と結婚して日本に住んでいる、西村・プぺ・カリンさん。
ワインで有名なブルゴーニュ地方に生まれ、パリの大学に通い、パリの大手ラジオ局に勤務。バカンスで来た日本に心を奪われて、とうとう日本でジャーナリストとして働き始めてしまったというバイタリティ溢れる女性です。

最初は恋愛観、愛し方の違いから始まり、ファッションや育児、とそれぞれフランスと日本の文化や考え方の違いが並べられています。気楽に眺める程度で読んでたのに、だんだん没頭してしまいました。

この本では特に、フランス人の考え方は見習いたいなと本気で思わされました。

たとえ同じ状況下にあっても考え方の違いで大きく人生は分かれるということを、私は営業時代に学んで経験してきました。

真面目で周りにあわせようとする日本人がフランス式の考え方を身につけたら、今の日本の状況下だって楽しく生きられるに違いないと思うんです。

日本とフランスの教育の違い

日本人とフランス人の考え方の違いの影響は、まずは学校教育から始まっているような気もします。

日本の教育は、全てに希望をつけた上傾向があり、問題に対して正しく回答していくことだけが、重要視されている印象だ。ほとんどの試験が、あらかじめ与えられた複数の選択肢の中から答えを選び取る形式になっているところだろう。~(中略)~問題の本筋や意味をあまり理解できていなかったとしても、消去法で正解らしきものを選ぶことが上手にできれば、良い成績がもらえそうだ。

まさしくその通りかも。

一方、フランスでは想像力を働かせて自力で解答を創っていくことが大事とされているといいます。著者曰く、「シンプルで難しい。」

選択肢も記号も用意されず、与えられた〈問い〉に対して自力で正解となる文章を書かなければならない問題です。

日本式の教育では、大人になって社会に出てからも、あらゆる問題に対して受け身のままで、他人から与えられた選択肢がなければ正解を見つけられない人間になってしまいそうだ。ほんの些細な事柄にまで、マニアルを求める社会が出来上がってしまう気もする。実際の世の中は、想定外の問題で溢れていると言うのに…。

自分で考えることをせず、選択肢の中から選んでみんな一様に同じ答えを出す・・・社会人でいうところの「マニュアル人間」がこれにあたるような気がします。そうか、自分で考えられないんですね。

教育の”せい”だけじゃない。今からでも遅くない!

ただ、ここで大事なのは、同じ教育下で育った日本人でも、自分の意見を言えて自分で考えを導きだせる人もいるということ。必ずしも”教育現場だけ”の影響なわけでもないんだと思います。

そして私は、大人になってから(かなり苦労しましたが)自分の考えを導きだしてはっきり伝える練習をしてきました。

大人のいいところは、自分で自分を再教育できることですね。

今まだ「自分はマニュアル人間だ」と感じている人も、教育のせいにして何もしないのではなく、日ごろから自分の考えを導き出す練習をしてみるといいかもしれません。

不況でも楽観的なフランス人

不況下における捉え方も、日本とフランスでは異なるみたいです。

フランスも日本と同様、不況が続いて失業率は日本の約3倍。これはパリの数値だから、郊外に行くともっと多いそう。花の都と呼ばれるパリでも物乞いやホームレスによく会うような状況なんだとか。

そして日本と違ってフランスでは、在学中に就職先から内定をもらうわけではなく、卒業後に職探しを始めるのが普通。

ところが、この不景気&働き口も厳しい状況下でも、フランスの若者たちは将来にあまり不安を抱いてない上、楽観的だというんです。

内閣府が行ったある国際的意識調査によると、「自分の将来について明るい希望を持っている」と答えた日本人の数は全体の61.6%だったのにたいして、フランスでは83.3%もの若者が自分の将来に明るい希望を持っていると回答している。

これを読んで私は、「なんだ。日本の若者もそれほど悲観的じゃないんだ。」と思ったくらいだったけれど、(もっと少ないと思ってました。)フランスは80%超えるんですね!

「このフランス人の若者の楽観的な態度は、単にのん気でいるわけではなく、実際にどんなことが問題になっているのかをわかったうえで、むしろ、不景気特有の社会に漂うくらい空気に巻き込まれることなく、正面から立ち向かおうとしているようです。」

この、どんなことが問題になっているのかをわかっているというのは、すごく大事だなと思います。

この本の最後のほうに「政治」のテーマがあるけれど、フランス人は友人や家族と政治について熱く語り合う習慣があるそうです。まるで好みのランチの話でもするような感覚で政治について自分の意見を語っているのが当たり前のようす。著者目線から見た盛り上がる大統領選の様子からもそれが表れていました。

政治に関心を持っていれば、自分たちの住む社会の問題点もより具体的に把握しやすいですよね。

自分軸か他人軸か・・

それと、フランス人は「自分で考える」習慣がついているからこそ、自分の言動に責任が持てるのかもしれないなと感じました。

自分の未来もやりたいことも自分で決めて、その行動に責任を持つ。自分で責任を持つと、人任せにしない分自由にもなれるし、周囲の状況に左右されにくいです。(自分の自由にやってるから。)

一方、日本だと「上司がそういったから」「自分の一存では決められないので」「みんながそうやってるから私もその道を進もう」なんて、考えを人にふったり周りに合わせたりが多いですよね。

自分の考えで決めなくてもいいから自分で責任もとらないのだけれど、その分自由も少ないです。何かに依存しないと不安定。周囲の環境に振り回されやすい。

自分で考えて自分の言動に責任を持つことで、より自由になれるし、不安定な環境でも振り回されにくくなるんですね。

不安なことをしっかり見つめる

たいてい「不安なこと」って「起こるかどうかわからない未来のこと」です。

わからないから、不安。

何が不安なのか、その正体をはっきりと見つめ事態を把握することで、やっと立ち向かえるような気持ちが沸きあがります。

そう思うと、日本人の多くは、不安なことに見てみぬふりをしていたり、問題を把握するよりも「どうせ・・」と諦めている人の方が多いのかもしれません。選挙の投票率も良くはないですよね。(私は選挙行ってますよー)

まずは世の中の問題(特に政治や経済)に関心を持つことからかもしれません。

日本の会社は上下関係が厳しい

会社内での働き方も日本とフランスでは大きく違いました。もちろんこれは、日本と欧米と・・といった方がいいのかもしれません。

上下関係も風通しがいい

フランスでは上司に敬語を使わないことが多いし、上司と部下の関係は日本よりずっと風通しがいいと思う。

だから部下も上司に対して率直に意見を述べたりできるんですね。

日本では上司を気にして有給休暇をとれなかったり、先に帰れず残業をしているのも、この上下関係が引っかかってますよね。

日本独特の「本音と建て前」についても述べられていました。

日本人には当たり前の<本音>と<建て前>も、フランスには存在しない。~(中略)~常識的な言葉遣いをしているかぎり、自分の本音を口に出したからといって、とくに問題にはならない。さらにフランスでは、自分よりも若い人間が上司になることも、まったくめずらしいことではない。

年下の上司なんてとんでもない!という年配男性

日本は年功序列の会社が多いですもんね。私は一番長くいた会社が年功序列制のない能力制の会社でしたが、中途で入社した年配の男性の中には私を見て「20代の小娘の下につけるか!」という人もいました。

他の社員に「なら実績出せ」と一喝されて押さえられ、結局1年くらいで辞めていく・・という人がわりと、けっこう、いました。

フランスでは自分より若い上司も珍しくなく、社員それぞれが尊重しあって信頼関係を築きながら仕事をしていくそうです。まだまだ年功序列制の風習が抜けない日本企業からするととても羨ましい限りです。

自分が上司の立場にたったとき、かつての上司と同じ態度をとるか、フランス人のような上司を目指すか・・・この選択で今後の日本の企業は変わるかも。

年功序列が日本経済の成長の足かせ

そしてこの年功序列制が日本の経済成長を阻んでいる、というのはこの著者だけでなく多くの著名人たちもそれぞれの著書などで述べています。

勤続年数が高いほど問題解決能力の高さ、という図式も通用しなくなってきているのが現状。~(中略)~かつてのように、海外企業との競争と無縁で、純粋に日本国内の顧客だけを相手にしていればよかった時代は終わりを迎え、年功序列の慣習だけでは、時代の波に乗れなくなってきているように思う。

この本の著者が、とある日本の大企業にインタビューを申し込んだ時も、いちいち上や担当者に確認しながらの対応で、海外企業に比べると対応スピードが格段に遅いことにいら立ちを覚えたといいます。

ただ、なかには日本企業でもインタビュー時の対応が素早い企業もあったそう。それが、海外でも急成長をみせている「ユニクロ」や「ソフトバンク」「ソニー」などだそうです。やっぱり海外でも活躍できる企業はそれなりの理由があるんですね。

多くの日本企業が古い慣習にとらわれ、世界に誇れる技術を持ちながら、それを上手くアピールできず、海外に追い抜かれてしまっているのも、また事実なのだ。

とりあえず、今後の日本経済の発展のためには「ひとつの会社に長く勤めるのがいいこと」とする会社への忠義みたいな働き方が足かせになっているのかも。

年功序列制を廃止して能力制にする企業がちらほらでてきているので、今後少しづつ日本は変わっていくのかもしれません。

日本のマニュアル対応な仕事の良い面

マニュアルに忠実できっちりと真面目に仕事に取り組む日本人の働き方のおかげで、世界一時間に正確な鉄道や、きちんと届く郵便・配達サービスがある点は絶賛されているけれど、これは私も同意見。

というか、フランスではストライキで電車が度々本数を減らして走っていたり、荷物を送っても届かなかったり中身が抜き取られていたりすることに私はびっくり。(アジアだとまだよくあるけど、フランスもなのね・・)

しかも、『「クール便」のようなサービスがもともと無く、ネットで生ものを購入するという発想がない』という点に特に驚かされました。

・・・無いんですか(; ・`д・´)

一方で、日本の働き方は想定外の事態に弱いという面もあるので、やっぱり両方のいいところをうまく折衷して取り入れられればなと思います。

まとめ

単純に、日本とフランスの文化の違いを学ぶ本としても面白いです。

その文化の違いや考え方を今の日本人が取り入れれば、働き方や生き方の悩みも解決の糸口が見つかるんじゃないかなと思いました。

軽い読み物として気楽に読めるので、本の苦手な人にもおすすめですよ。

 

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